髙橋です。
今回は、コンプレッサーの吸気と排気にお客様にて実施した対策が不具合を起こしてしまった事について紹介します。
今回紹介するのは、アネスト岩田製パッケージ型オイルフリーレシプロで発生した事例です。
パッケージ型の場合、吸気と排気のダクトがあります。
工作機械の横に設置されている場合や雰囲気の悪い設置場所において、時々みられる対策があります。
それはダクト用のフィルターです。
ダクト用のフィルターですので、使用しても悪いわけではありません。
ただし、 コンプレッサーの稼働率によりますが、 交換の頻度はかなり頻繁に行わないといけない場合がほとんどです。
ダクト用のフィルターが目詰まりし、吸気と排気が正常にできなくなると、パッケージ内が高温になり部品の劣化に繋がります。
今回においては、アネスト岩田製オイルフリーレシプロ機の本体バルブパッキンがゴム製であり、パッケージ内の温度が上昇し、パッキンが溶けてしまったという現象です。更にはサーマルリレーが高温で作動していました。

ダクト用のフィルターを御使用の際は、お客様の責任において、しっかりと管理をお願い致します。