高橋君の作業日報

吸込み絞り弁の不具合

  • 2026.9.30

髙橋です。

今回は日立産機システム製油冷式スクリューコンプレッサで容量制御をしている吸込み絞り弁(アンローダー)の不具合について紹介します。

今回紹介する不具合は、アンロード時にセパレータタンク内圧力が下がりきらない症状です。

写真は吸込み絞り弁内部のピストンとシリンダーです。制御エアが漏れている状況となります。

ピストンとシリンダーはキャップシール(Oリングとサンフロンリング)で密着させておりますが、キャップシールが摩耗した場合やシリンダーが摩耗した場合にピストンを動作させる制御エアが漏れてしまいます。

シリンダー内部はピストンで部屋が区切られています。制御エアが入る部屋と反対側の部屋は吸込み弁体の2次側(圧縮機本体吸込み側)に繋がっています。

よって、制御エアが漏れることで、アンロード時に設計以上の空気を圧縮してしまいタンク内圧力が下がらない。アンロード時の電流が高くなる症状が発生してしまいます。

最悪の場合はアンロードをしない症状となり、安全弁が吹いてしまう事も想定されます。

アンロード回数が多い環境では、空気タンクの増設が望ましいです。タンク増設が困難であれば、定期的に吸込み絞り弁を丸ごと交換する必要があります。

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