髙橋です。
今回は明治機械製作所製の給油式タンクマウント型レシプロコンプレッサーの紹介です。
機種・型式で紹介する内容と異なる場合もありますが、紹介していきます。
まず一つ目は、連続・断続運転切替が容易にできる機種があります。
お客様の使用状況によって、スイッチ一つで使い分けができます。
圧力変動が激しければ連続運転。少なければ断続運転。
ACEコントローラーというスイッチで切替が可能となっています。
ACEコントローラーは停止時及び再起動時に無負荷となり
機械的にとても優しい設計となっています。
二つ目は、中間安全弁です。
これは圧縮工程が2段階の機種に付いています。
2段圧縮のレシプロは他メーカーにももちろんありますが
現状、弊社取扱のメーカーには明治機械製しか装着されていません。
役割は読んで字のごとく、安全装置(保護装置)です。
また、異常時はお客様でも気付き易く早期発見による重故障防止の役割も担います。
三つ目は、オイルセンサーです。
これは他メーカーでもありますが、明治機械製は製品購入時に依頼すると工場で装着
してくれます。また、現行機種の出力が大きめになると標準装備されているので
有難いです。
オイルセンサーにも役割の異なる種類がありますが、弊社では欠油停止式のセンサーを
取り付けています。役割は、オイルが無くなった場合、強制的に停止させ圧縮機を保護
します。
四つ目は、圧力逃し弁です。
先程の中間安全弁の下部に装着されています。
これはACEコントローラーで設定された上限圧力に達したときに
ACEコントローラー側からシリンダーヘッド(アンローダー)を経由し
圧力逃し弁を作動させることにより、中間の圧力を逃がす役割を果たします。
逃がすことによって圧力と共に水分も排出されるので、クランクケース内のオイル白濁を
防止しています。
保護装置の多い機械の方が安心して利用できるでしょうし、安全です。
保護装置が経年劣化によって誤作動してしまうこともあります。
誤作動を防止する為にも定期的なオイル交換及び点検整備は大事と言えます。
是非、この機会に皆さまが使っている機械はどんな仕様か確認してみてください。